同門会員の活躍

東京女子医科大学循環器内科 講師 菊池 規子先生
専門分野:重症心不全(補助循環・心臓移植)

2025年8月6日

東京女子医科大学循環器内科 講師 菊池 規子先生 <br>専門分野:重症心不全(補助循環・心臓移植)
循環器内科入局の同期で温泉旅行(2011年撮影)

 2年間の初期臨床研修を終え、2009年に女子医大循環器内科に入局しました。同期は12名で、切磋琢磨しながら様々な経験をさせていただきました。今でも困ったときには助け合う一生の大切仲間です。 今や重症心不全診療に循環器内科医はかかせません。重症心不全の患者さんを人工心臓(VAD)・心臓移植につなぐお手伝いをするチームとして、2018年に“BINDチーム”が結成され、循環器内科の中心メンバーとしてチームを牽引しています。チームには心臓外科医、認定看護師、認定臨床工学士、理学療法士などの多職種が参画しており、まさに究極のチーム医療を実践しています。私自身は、移植認定医・補助人工心臓管理医の資格を取得し、重症心不全診療はもちろんですが、日本循環器学会・日本心臓移植学会・日本移植学会における心臓移植・人工心臓に関する委員会の委員として先進的なプロジェクトにも関わらせていただいています。女子医大の諸先輩方がつないでこられた重症心不全診療を必要な患者さんにしっかり届けられるようにこれからも精進してまいります。また、大学における学生教育として臨床実習コーディネーターという仕事もさせていただいています。女子医大の臨床実習生が大学や附属病院だけでなく、地域の病院においてもお世話になることがあるかもしれませんが、その際には温かくご指導いただけますと幸いです。

BINDチーム:循環器内科医と心臓血管外科医(2023年撮影)